チャパキディック島
チャパキディック島:海岸の静けさが息づく隠れた楽園

著者:ロバート・テラー
旅人として、心を浄化してくれるような静寂の地を探し続けてきましたが、チャパキディック島ほどひっそりとした魅力にあふれた場所にはなかなか出会えません。地元の人は親しみを込めて「チャッピー」と呼びます。風にさらされた砂丘、未舗装の道、ゆったりと流れる時間――この島はまるで古い小説の中に登場するような、現代から切り離された世界です。
チャパキディック島とは?
所在地

マサチューセッツ州マーサズ・ヴィニヤード島の東端、エドガータウンのすぐ近くにある半島のような小島です。チャネル(水路)で本島と分かれた独立した島で、アクセスは**”オンタイム・フェリー”(車2台が乗れるバージ)のみ。フェリー自体もこの島の魅力の一部**です。
特徴
- 常住人口は200人未満
- レストランやガソリンスタンドはなし
- 大半が未舗装の道路で、自然が主役の土地
- 鳥類保護区、松林、秘境ビーチ、塩水釣りの名所などが点在
チャパキディック島の楽しみ方
ケープ・ポージ野生動物保護区(Cape Poge Wildlife Refuge)を探検
- 面積: 約516エーカーのバリアビーチと塩性湿地
- 人気アクティビティ:
- 4WDツアーでケープ・ポージ灯台へ
- 鳥類観察:ミサゴ、アジサシ、サギなど
- シーバス釣り(ストライプドバス)
- カヤックで湿地帯をめぐる
ケープ・ポージ灯台を訪問
- 1893年に建てられた歴史的灯台
- レンジャー付きガイドツアーあり
- 灯台の上からは大西洋の大パノラマが見られる
- 日の出・日の入りの写真スポットとして人気

日本庭園「マイトイ」を散策
- 松林の中にひっそり佇む1エーカーの静かな庭園
- 小橋、鯉の池、石畳の小径などが配置された癒しの空間
ダイク橋トレイルを歩く
- 1969年に起きた政治スキャンダルの舞台(テッド・ケネディ事件)
- 現在は釣りや写真の人気スポット
- 近くのワスク岬では絶壁とビーチの壮大な景色が楽しめます
宿泊施設
チャパキディック島内のレンタル
宿名 | タイプ | 料金(1泊・季節変動あり) | 定員 | 特徴 |
Chappy Retreat House | プライベートハウス | $300〜$700 | 6〜8人 | オーシャンビュー、ラップデッキ付き |
Pine Hollow Cottage | コテージ | $250〜$500 | 4〜6人 | ビーチまで徒歩圏、屋外シャワー |
The Bluff House | ウォーターフロント | $600〜$1000+ | 10人 | プライベートビーチ、カヤック利用可 |
※ 夏季は週単位でのレンタルが基本
エドガータウンの周辺ホテル
ホテル名 | タイプ | 料金(1泊) | フェリーまでの距離 | 特典 |
Harbor View Hotel | 高級ホテル | $500〜$900 | 徒歩5分 | プール、レストラン、オーシャンビュー |
The Richard Hotel | ブティック | $300〜$600 | 徒歩7分 | スタイリッシュで立地良好 |
Edgartown Inn | 歴史的イン | $250〜$400 | 徒歩6分 | 朝食付き、親密な雰囲気 |
アクセス方法
“オンタイム・フェリー”を利用

- 区間: エドガータウン ↔ チャパキディック島
- 所要時間: 約3分
- 料金: 往復で乗客 $4、車 $16
- 運行: 日中は随時運航(予約不要)
車は必要?
- 宿泊予定で駐車場付きの宿であれば持ち込み可
- ほとんどの場所は徒歩か自転車で移動可能
- オフロードツアーが島の奥地をカバーしてくれるため車不要でもOK
ベストシーズンと特徴

季節 | 利点 | 注意点 |
春 | 人が少ない、渡り鳥の季節 | 天候が不安定、施設休業あり |
夏 | ビーチに最適、花が満開 | 高価格、混雑 |
秋 | 紅葉が美しい、静か | 日没早く、フェリー減便 |
冬 | 完全な静けさ | 非常に寒い、道路閉鎖あり |
食事(ヒント:島内にはお店がない!)
- 食事はすべて持参する必要があります
- エドガータウンでピクニック用のサンドイッチやスナックを購入して持参
- 自炊可能な宿なら食材を事前に買い出し推奨
エドガータウンのおすすめレストラン
店名 | 種類 | 価格帯 | 特徴 |
The Port Hunter | ニューアメリカン | $$ | 小皿料理、地元食材 |
The Seafood Shanty | カジュアル | $$ | ロブスターロール、海沿いの席 |
Alchemy | 高級料理 | $$$ | シーフードとカクテルが人気 |
チャパキディック訪問のヒント

- 飲食物・水は必ず持参
- 自転車はエドガータウンでレンタルして持ち込み可
- 蚊が多いエリアがあるため虫よけスプレー必須
- 一部で電波が届かないので地図は事前にDL
- ケープ・ポージやワスクの景色は絶景。カメラ必須!
- 自然保護地域なので動植物を尊重する行動を

よくある質問(15+)
本当に島ですか?
はい。ただし時期により砂州で本土とつながることも
どうやって行く?
エドガータウンから”オンタイム・フェリー”で3分
車は必要?
宿泊者以外は不要。徒歩・自転車で十分
自転車は持ち込める?
はい、フェリーに乗せられます
レストランはありますか?
ありません。持参が必須です
キャンプは可能?
不可。公営キャンプ場はありません
宿泊先は?
チャピー内のレンタルか、エドガータウンのホテル
ペットは?
可。リード必須
泳げますか?
はい。ワスクやイーストビーチがおすすめ
ケープ・ポージは通年開放?
季節により閉鎖。事前に要確認
ダイク橋は有名?
テッド・ケネディの1969年事件で知られる
ガイドツアーは?
灯台ツアー、マイトイ庭園などあり
子連れ旅行に向いてる?
はい。自然好きな家族に最適
服装は?
カジュアル&動きやすい靴
Wi-Fiは?
地域によって不安定。オフライン推奨
静けさ、素朴さ、そして誰もいないビーチの砂を感じたいなら、チャパキディック島が呼んでいます。スターバックスはありませんが、心の静けさがあります。
またフェリーでお会いしましょう。
ロバート・テラー
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